蛇巻き
〈記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財〉
 今里の杵築神社と鍵の八坂神社で、蛇巻きの行事がおこなわれます。今里の杵築神社で、午後1時過ぎに中学生以上の男子が麦藁を束ねて蛇を作り、撚りをかけた長い綱に、麦藁を束ね「せーの」の掛け声とともに蛇体を編み上げていく。全長18mの蛇が出来上がると、ここで一旦休息となり、行事参加者が拝殿でお神酒を飲む間、藁の先にくくられた「わかめの味噌煮」が村の参拝者に配られる。あまれば、観光客にもおすそ分けがある。甘く美味。
 その後、中学生(本来は数えで15から17歳)の男子が蛇頭を抱え、今里の各戸を「おめでとう」といいながら練り歩く。広い道に至れば、「それ」との掛け声とともに、蛇体に人を巻き込む。子供達の笑い声が上がり、実に楽しい。蛇は再び杵築神社に戻り、神社南側にある大樹に頭を上に巻き付けられる。鍵の蛇は、北中学校の前の「はったはん」という場所の大樹の根元に頭がおかれ、胴体が樹に吊るされる。
 蛇巻きは、その構成員が男子であり、旧暦の5月5日に行われる端午の節句にちなんだ行事である。今里では、蛇の巻き付けられた大樹の根元の祠に、絵馬や農具のミニチュアが祭られることから、田植え時の降雨を祈願したものと考えられる。

鍵の蛇巻き
日時:6月第1日曜日
午前8時頃〜午後1時頃 八坂神社で準備 <地図>
午後1時30分頃〜 鍵の村中を練り歩く・・・その後、北中学校前にて巻きつけ

今里の蛇巻き
日時:6月第1日曜日
午後1時頃〜午後2時30分頃 杵築神社にて蛇型の作成 <地図>
午後3時頃〜午後5時30分頃 今里の大字全戸をまわる・・・その後、杵築神社にて巻きつけ
交通:近鉄石見駅下車 東へ徒歩20分

※開始時間が多少前後することもあります。